設計書通りですむか?
さて、海外でのコーディングは、なんで無理なのか。設計書だけしっかりしてりゃあ、UMLでクラス図なりができてれば、その通りのものができるはずだ・・・と偉い人は思う。
日本の建築で、日本人が設計書をしっかり作り、日本の大学で、すごく努力して建築学をしっかり勉強した中国人に施工させたとする。その中国人はちゃんと能力のある人で、設計書通りに建物を作ったとする。さて、それで、発注主である施主、あるいは設計者は、満足するだろうか。満足しないんだ、これが。設計書に表現されていないことを補って(設計者、施主に確認して)作っていかないとダメなことが多い。補うべきことに気がついて、確認できるかどうかは、建築の能力とは別の話で、日本の文化、一般の生活習慣に根ざしたことだから、大学の建築学ではなかなか教えないことだったりする。
こうなるとどうなるかというと、「設計書通りに作ったのでお金ください」「もし治すなら追加料金です」これ、裁判になれば、設計書として文書になったものが強いからね。支払うことになるんだけど、もう次の仕事を出そうとは思わないだろう。どこか日本の業者に、巻き取れないかと依頼することになる。
設計書通り作りました私は間違っていません。これで通るような世界じゃないんだけど、それをわかろうとする気が、彼らにはない。能力じゃない、気がない。
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こうなるとどうなるかというと、「設計書通りに作ったのでお金ください」「もし治すなら追加料金です」これ、裁判になれば、設計書として文書になったものが強いからね。支払うことになるんだけど、もう次の仕事を出そうとは思わないだろう。どこか日本の業者に、巻き取れないかと依頼することになる。
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